人口予測によると、2050年には日本の人口は1億人を割り、65歳以上が4割を超える超高齢社会となります(健康寿命は、現在より7歳程度伸びるようですが)。
日本の将来については、悲観論が跋扈しています。都市に人口が集中して地方が過疎化するとか、年金が破綻するとか国の借金がなんとか・・・。
ネガティブに考えるのは簡単ですが、やはりもっと前向きに課題を捉えて行きたいものです。
これからの子どもたちに輝く未来と希望ある社会を残すためには、我々現役世代と給付を受けている世代両方で、痛みを分かち合うことが不可欠です。
現役世代は高齢世代に負担を押し付けられ、高齢世代は自分たちがこれまで一生懸命働いて来たのだから、給付を受ける権利を当然と思っているかも知れません。
しかし、社会は変容します。それに合わせなければ、早晩破綻は免れません。未来に希望を持てる社会の実現のために、今を生きる私たちが過去の負債を素知らぬふりで次世代に渡すのではなく、少しでもいいかたちで繋ぐことが必要です。
「今こそリスクを取るときです!」と、声を上げてくれる政治家さんはいないでしょうか(選挙に落ちるからそんな人はいないですね)。
日本古来の「お互いさま」の精神で、この国難をチャンスと捉えて乗り切って行きたいものです。